逆カルチャーショックは意外なところに

逆カルチャーショックは海外から日本に戻ってきた時に日本に対して起こるカルチャーショックなんですね。
私達の場合、半年でしたから、そんなにないだろうと思っていました。

私は思った通りすんなりと東京での生活に戻りました。

しかし、全くアメリカナイズされていないと思った主人が予想以上にアメリカナイズされていたと驚いていました。
例えばハドソンラインをずっと使っていたせいか、東京で電車に乗るのに改札の目の前まできて、スイカを探してしまうとか、降りる時もやっぱり改札前でモタモタ(^^ゞ
ハドソンラインは車内で車掌さんが切符確認する方式で、定期買っておけば駅着いたらそのまま電車に乗れますからね。
あとは、洗面台の高さ。日本も最近のは平均身長の伸びに合わせて高くなってきていますが、アメリカサイズよりは低いですかね。
あまりに身近なところでアメリカナイズされていたことにとても驚いていましたよ。

でも、私はそういうのはあまり感じませんでした。
最も、ニューヨークで地下鉄を降りるとき改札を見て切符を探す癖がずっと抜けませんでしたからね(^^ゞ

しかし、思いも寄らないところで私もアメリカナイズされていました。
昼間のあまり人のいない時間帯に駅ビルで上りのエスカレーターにのった時でした。
後ろで「あらあ、逆だわ!」という大きな声がしました。
エスカレーター上りと下り逆に乗ってしまったのか、お気の毒に、と思っていたら、声の主と思われるおばさんが後ろから追い越してかけあがっていきました。
その時私は後ろを振り返ってがく然としたのでした。
後ろに乗っている人はみな左側に寄って立っているのに、私は右側に立っていたのです。
前に誰かいればついて並ぶのでしょうけどたまたま誰もいなかったので身についていたものが出てしまったのでしょうね。
それで駆け上がろうとした人が前に立ちふさがっている私を見て「逆だわ」と言ったのでしょう。
それにしても!逆カルチャーショックがそこか!!と激しくショックを受けました。
もっと違うところはいっぱいあったはずなのに、ニューヨークの駅なんてほとんどエレベーターついてなかったのに、なぜそのルールを私の潜在意識は受け入れたのでしょうね?


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