電車に乗ってみる ハドソンライン

主人の学校を見に行くことになった。
それにはまず電車に乗らないといけない。

ヨンカーズ(Yonkers)駅に行く。
おそるおろる駅舎に入る。
なんだか閉まっている。
通路を進むと、自動販売機らしきものが見えた。
なるほど、ここは無人駅らしい。

自動販売機では、one way、round tripなどと選べる。
とりあえず、one wayを選ぶ。片道ってことよね。
行き先を選ぶ。
大人2枚。
そして、支払いへ。
キャッシュとクレジットカードが選べる。
クレジットカード社会とはいえ、普通に切符を買うにもクレジット払いなのか。
キャッシュを選択し、お札とコインを入れる。
切符とレシートとおつりが出てきた。
ふー、切符買えた。

さて、では改札ね、といくところですが、改札がない。
ホームは2階で、そこに続く階段しかない。
ホームへあがる。

電車を待つ。
時刻表が下にあったので、見てみると、ちょっと前の新幹線みたいに電車によって止まる駅が違う。
yokersはこのあたりでは大きな駅のようでほぼほぼ止まるけど、遠くにいく電車は通過されているようだ。
これは気をつけないと。

時刻表ではもうくるはず。
電光表示板にも、「Good Service」と出ている。
が、時間になっても電車はこない。
アナウンスがあったが、「delay」という単語は聞こえてこない。
それにしても駅員さんがいなかったのに、誰がアナウンスしているんだろう???
5分ほどたって、やっと電車が到着。
「Good Service」の定義が日本と違うんだろうな。
バスがだいたいその時間に来る、というのと同じ感覚なんだろうな。
東急線なんか3分遅れたらアナウンスがあるけどなあ。
いやそうでもないか、日本も10分遅れないと遅延証明出してくれないもんね。

電車に乗り込む。
車両は比較的清潔な感じ。
シートも日本のシートほど柔らかくはないが、座り心地は悪くはない。
がらがらだったので、とりあえず座る。

椅子が進行方向と逆向き。
あとでわかったのだが、車両の真ん中で椅子の方向が逆になっている。
たぶん向きが変えられない固定の椅子のようだ。
3人席と2人席で、それほど広くはない。
町にいる人をみると、結構幅がある人が多いけど、大丈夫なのか?と心配してしまう。

座っている人もパッとみた感じではマナーがよい。
そこまで怖い感じの人もいない。

電車に乗ってしばらくすると、車掌さんが登場。
切符を見せろ、ということで切符を渡す。
切符切りでパチンと切って切符は回収され、代わりに番号が印刷された紙の「3」の数字のところをパチンと穴あけて、それを前の座席の背もたれにさしてくれた。

さあ、どうする。
目的地で降りるときに、これをもっていくのか、そのまま降りるのか。
降りた駅に改札みたいなのはないのか???

他の席をみると、乗客が降りてしまったところにも、その紙はささっている。
たぶん、もって降りる必要はなさそうだが、念のため持っておりてみることにした。

結果は、不要、だった。
ここにもやはり駅員さんはいない。
改札もなかった。
切符を回収するようなところもない。

なんだか、田舎の電車だなあ。

15分くらい乗るのに、片道4ドル近くするし。
ずっとハドソン川沿いを走っていて、向こう岸はあまり家もなく、丘が見えて、のどかな感じだし。


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