昨日コロンビア大学の英語教室が終わって帰り道。
ニューヨークの地下鉄が突然駅を飛ばす別の理由がわかりました。
帰り道、116st駅でuptown方面へ乗ろうとすると、ホームへ続く階段が封鎖されていて入れない状態になっています。
特に駅の放送もありません。
張り紙は金曜日以降の週末電車が動かないことを知らせていますが、木曜日の話はしていません。
でも入れないのはしかたないので、反対方面downtown側のホームへ。
すると、uptown方面の電車がホームへ入ってきました。
あれ?人が乗っているし、止まりそうなのろのろ運転。
なのに、止まらず通過。。。
えええーーーー。
もしや、突然急行になる、のくちか。
でも、すいているし、今回は大々的にホームへ降りられないようになっている。
MTA(地下鉄運営会社)のホームページを確認すると、地下鉄「1」は遅延、理由は信号故障で96stから148stまでは止まらない、とある。
なるほど、日本だと信号故障って上りも下りも止めるけど、ニューヨークでは地下鉄は複々線化されているところも多いので、影響がある部分だけ止めて、片道は動かすんですね。
そして、駅でアナウンスはしないのか。。。
理由と、どこが止まらないかわかれば対策も立てられます。
行ったことのある、タイムズスクエア駅まで行って戻ってくることにしました。
タイムズスクエア駅でuptown方面に乗り換えます。
ここでも全然その信号故障のことはアナウンスされません。
電光掲示板には、その間はとてもスローリーに運転します、と案内がある。
いやあ、速度の問題ではないんだよ、止まらないのが問題なんだよ!!と電光掲示板に突っ込みをいれつつ、電車に乗ります。
ちゃんと148st以降は各駅に止まり始めました。
はあ、今日もなんとか帰れそうだ、と思ったのもつかの間。
運転手さんがアナウンス。
○○ストリートから○○まではエクスプレスです、と聞こえた気がする。
ううーーーん。
3回くらい繰り返してくれたけど、肝心の駅名が聞き取れない。
よほど不安そうな顔をしていたのか、向かい側に座っていたおばあさんが「なんていっているかわかる?」って聞いてきてくれた。
「No」「私は225stへ行きたいんです。」といってみたけど、どうやら私の英語は伝わらないらしい。
ノートに225stと書いてみせる。
もしや、おばあさんなので老眼なのか、ノートを見てもわからない、という。
困っていると、そのおばあさんが大きな声で、「誰かこの子が言っていることわかる?」と叫んでくれた。
気のよさそうな黒人のお兄さんが、「なあに?」みたいな感じでよってきてくれた。
路線図が近くにあったので、指差しながら「私ここに行きたいんです!!」って言ったら、「おー、この電車はその駅はスキップするよ。次の電車に乗れば止まるよ。」と教えてくれた。
そうなのか。
普通、他の線に乗換えができる駅って急行だって止まるでしょ、という考えは甘かった。
次に止まった駅でその電車を降りる。
黒人のお兄さんも一緒に降りる。
そして、次の電車はすぐに来た。
やっぱり。後ろが詰まっているからあの電車は突然急行になったのか!!!
こんでいて人が入らない状態にならなくても後ろが詰まってるだけで突然駅を飛ばすのか。
次の電車はちゃんと各駅で止まる。
私の降りる駅のひとつ前で黒人のお兄さんは降りた。
降りがけに、「マーブルヒルは次の駅だよ」と教えてくれた。
おばあさんとお兄さんの連携プレイがなかったら、危うくブロンクス地区のど真ん中へ意図せずして足を踏み入れてしまうところだった。
これで地下鉄が突然駅を飛ばす理由は2つ追加で判明した。
1.単にその電車が遅れて後ろがつかえている場合
自分の乗っている電車が他の電車より遅れているかどうかなんていうのはわからない。。。
2.信号故障などのアクシデントがあった場合
今回はたまたまスキップする駅だったのでわかったけど他の駅ホームではアナウンスがないようです。
MTAのホームページをチェックすればわかりますが、そうそう見ないですよね。
結局、電車の車掌さんのアナウンスを注意深く聞くしかなさそうです。
この1週間といっても3日往復しただけで、突然駅を飛ばすというケースに2回当たりました。
確率3分の1、結構な確率ですね。
車掌さんのアナウンスを理解できるようになりたい。
英語教室の成果が早くでるといいな。