言葉の問題か、それ以外の問題か?

少し前にテレビのニュースで、小田急や東武の外国人旅行者向けの観光案内所を特集しているのを見ました。
英語、中国語などがわかるスタッフがいて、外国人旅行者の駆け込み寺になっているという話でした。

一番印象に残ったエピソードは、とある外国人旅行者がロマンスカーに乗ろうと乗車券を買いました。しかし、乗車券だけではロマンスカーには乗れないと言われて困って相談にきました。その方の国では乗車券の他に特急料金がかかるという料金体系はないそうで、どうしてロマンスカーを乗るのに乗車券の他に追加でお金を払わないといけないのかわからないということで、観光案内所で母国語で説明をしてもらっていました。
そうなんですよね。そういうときって、言葉の問題なのか、それ以外の問題なのかすぐには区別がつかないんですよね。母国語で確認したくなる気持ちよくわかります。

ニューヨークの地下鉄でローカルに乗ったはずなのに、アナウンスでエクスプレスと聞こえたように思ったときは他の似たような単語と聞き間違えたかと、思いましたからね。
ローカルが突然エクスプレスになるということを知っていれば、どこまでエクスプレスになるのかに注意を払うのですが、知らないとエクスプレスというのは本当か?という方に意識がいってしまって余計にアナウンスを聞き取れないということになってしまいますものね。

言語の他にその地域のことなどバックグラウンドがあってはじめて人の言っていることが理解できるのだな、と改めて感じた出来事でした。そして、それは日本人だけでなく、他の国の人だって同じだということに妙に親近感を覚えたのでした。


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