先日、言葉を理解するには背景を理解する事が近道だという話を書いて、ふと思い出しました。
私の生活の中で現地の人と会話するのはスーパー、郵便局、地下鉄の中でした。
スーパーはわからなければわからないって言って終わりにして困ることはないですが、郵便局は用事があって行くので、その用事ができないと困るという意味で一番緊張するシーンでした。
まあ、地下鉄はだいたい突発的なことがあって必死な状態ですから、緊張とか言ってられないという状態が多かったですね。
その郵便局でのことです。
受け取った小切手を銀行に郵送して入金してもらう必要がありました。
切手を買っていなかったので、宛名など書いてあとは切手貼ってもらうだけという状態にして郵便局に行きました。
その前に日本へ国際郵便で手紙を送ったことがあったのでその時のやりとりを参考に、窓口であたふたしないように、大きめの付箋に質問文や聞かれそうなことを書いて、持って行きました。
そして、窓口へ並んでいる間に練習していました。
いよいよ、私の番がきました。
私:「私はこの手紙を送りたいんだけど、、、。」
郵便局員さん:「???? send ???」
(私が聞き取れなかっただけで疑問文でした)
私:「ん??」
郵便局員さん:「??? do you send this?」
そうそう疑問文って先頭に5w1hがきますよね。
私の想定問答集と違っていて、慌ててしまって余計に聞き取れないんですよね(>_<)
郵便局員さん:「あなたは英語ができないのか?」
これは大変。ここでできないと言ってスペイン語で話されたら尚更わからなくなってしまうと、とっさに思って、
私:「少し(^^;)」
郵便局員さん:「レギュラー order エクスプレス?」
おお、そのことだったか。
私:「レギュラー」
国際郵便送った時は聞かれなかったけど、国際郵便にエクスプレスはないのかしら?
ないのかもしれない。
国際郵便を送った時は自分の名前と住所を書く場所が違うとその場で書き直させられたなぁ(^^;)
だから他は窓口の人がよしなにしてくれたのかもしれないなあ。
やっとお会計にうつったところで、少し余裕ができた私の耳に隣の窓口から、「レギュラー? or エクスプレス?」という声が聞こえてきました。
隣に目をやると、さらに二回繰り返され、お客さんの方は困った顔をしているのが見えました。
なーんだ、私だけじゃなくてわからない人もいるんじゃないか、とちょっとホッとしてしまいました。
そのあと、郵便局員さんが違いを説明しているようでした。
郵便に普通と速達があるということは予備知識としてあるからわかりましたが、その予備知識がなかったら、もっと時間かかるか、出直すことになっていただろうなあ(^^ゞ
予備知識の大切さを実感した出来事でした。