ニューヨークの地下鉄に乗った時、外国人はパーソナルテリトリーが広いからラッシュ時でもそんなにいっぱいにならない、と聞いていたのが、そうでもないことに気がつき驚いたものでした。
もちろん、観光客のグループがラッシュ時に乗ってきて、”too close!!”とか叫んでいる人もいましたけど。
またある時は、まだ乗れると思って乗ろうとしたら出入口付近にいた大きな人にもう乗れないよ、と言われたこともあったけど。
ニューヨークの地下鉄って、大江戸線くらい小さいですよね。
人も大きく幅もありますので、確かに人数はあまり入らなかったと思います。
私がよく使っていた、赤の1番、緑の6番でいえば、みんなできるだけ多くの人が乗れるようにその人なりに配慮しているように見える人が多かったと思いました。
私がぼんやりドアの前に立っていたら、そこは邪魔だから、もっと奥に入りなさい、と注意されたこともありますし、狭い車内でみんながそれなりのスペースがとれるように少し動いてくれたり、ラッシュに慣れている感じがしました。
東京に戻り、仕事をはじめ、ラッシュの電車に乗るようになって、なんだか人がぶつかってくるように感じることが以前より増えた気がするのです。
流れに身を任せて、隙間なく入るのが日本のラッシュでしたよね?
流れに逆らい、自分のテリトリーを頑として守ろうとする人、降りる人の前に立ち出られない人がいるのにぴくりとも動かない人、肘を張ってスマホをみている人、声もかけずに後ろから強引に押して降りようとする人など、以前より増えたように思うのです。なんというか、自分勝手な人が増えたって感じでしょうか。
山手線でもそうなんですよ。よくあまり混まない路線だとラッシュの乗り方が下手ということは以前からありましたけど、山手線って前からちゃんと?!ラッシュありましたよね?
よく、4月は新人や新入生がきてラッシュの電車に乗り慣れておらず、そういうことをしてしまう人がいますが、もう12月、ラッシュにだって慣れたと思うんですよね。
よく見ていると、20代から50代と幅広く年齢や性別は関係なさそう。
何があったんでしょうね。
私自身がラッシュ時の電車の乗り方が下手になっていてそういう人に出会うようになってしまったのでしょうか?
なんだか、謎です。
心に余裕がなくなったのかな?