「着いたその日にパッと食べてるものを持っていきなさい。」と双方の親から言われていた。
そして、主人のお母さんが持たしてくれたのは、災害時に水またはお湯を入れればおかゆができる、というレトルト。
えびピラフというバリエーションもあった。
早速、夜ご飯はこれを食べることにした。
が、ここでひとつ忘れていたことがあった。
やかんがない。
仕方ない、鍋で湯をわかそう。
水道水が安全かわからないから、買ってきたミネラルウォーターを鍋に入れて湯を沸かす。
レトルトの蓋をあけて、そこに湯を注ぎ、しばし待つ。
そうすると、確かに煮えている。
スプーンも付いているので、本当にお湯か水があれば食べられる。
量はお茶碗に軽く一膳といったところだろうか。
ランチを食べ過ぎていたので、ちょうどよい。
お味は、まあ、普通に炊いたご飯のようなわけにはいかないが、レトルトとしてはそんなものではないだろうか。
それでもこれは助かる。
しばらく生活が安定するまで外食ということも考えられるが、治安だって昼間歩けるところが夜も歩けるとは限らないし、オーダーして会計するにもある程度の英語は必要だし、だいだいランチで2千円するなら夜はどんだけかかるのかわからない。
そう考えると、家で食べられる、しかも調理不要、しかも一応ご飯粒が食べられるのだから、いうことない。
とりあえず、夜ご飯まで食べられた。
あとはお風呂に入って、寝るだけだ。
コメント