主人の希望で昨日はニューヨークに来てはじめてすき焼きしました。
いやあ、日本で作るのとちがって食材がね、、、。
まず、牛肉。
我が家の近所のスーパーに「すき焼き用の肉」なんてものはありません。
ステーキ用の肉などを家で自分で薄く切るほかないのですが、さてどの肉を買えばいいものか。
サーロインステーキの文字を見つけてそれを買ってみることに。
400gくらいで7ドルです。
あと、よくわからない、サンドイッチ用の肉???はスライスされていたので、赤身の牛肉でしたが1.5ドルくらいと安かったのでとりあえず買ってみました。
リスクヘッジですね。
次にネギ。
私の使いなれたふつーのネギがニューヨークにはないんですね。
わけぎのような、エシャロットの玉が細いような、かわいらしいネギか、いわゆるポロネギ、西洋ネギといわれる太いネギの2択です。
すき焼きの濃い味に細いネギは心もとないので、太い西洋ネギ(leek)を買いました。
こん棒みたいなネギです。オーガニックですが1本2ドル(オーガニックではないという選択肢はない)。
白菜はnappaと言って売っています。
大根とかごぼうとかないのに、白菜は売っているんですよね。
買っている人を見たことがないけど、今日は勇気を持って、一番小さい株を(汗)
1パウンドあたり1.5ドルくらい。
小さい株だって2ポンド(1キロ弱)はあります。
白菜小さい一株300円ってクラッときますよ。
これも、オーガニックしか選択肢がない。
しいたけ。
これは以前に書いたように売っています。
が、昨日はportbellaが安くしていたので、それで代用。
大きなしいたけの形をしていて、しいたけよりしいたけの味が濃いきのこです。
豆腐
一丁2ドルで安くしていないが仕方がない。
白滝
近所のスーパーでハウス食品のtofu shiratakiなるものを発見。
しかも、写真をみると、パスタっぽく調理してある。
さらに、エンジェルヘアの文字。
これって明らかにパスタの代用ってことだとおもうんですよね。。。
でも、tofuで、shiratakiなんですよ。
だいぶ混乱しますが、他にこんにゃくっぽい、白滝っぽいものは売ってないので、ためしに買ってみる。
2.5ドルくらいです。
試すには高いですが、ハウス食品を信じよう。
醤油
これは、以前に書いたように、2リットルくらいあるボトルでキッコーマンを買ってあるので大丈夫。
みりん
日系スーパーでキッコーマンの万丈味みりんを買ってあったのでそれを使います。
砂糖
主人がNYにきてすぐに高級スーパー?で買ってきてくれた、オーガニックシュガー。
少し茶色で、味はまろやかですが、日本の砂糖より甘みが強い気がします。
卵
アメリカの卵はサルモネラ菌がいるので生で食べるな、と忠告されています。
でも、すき焼きに生卵なしなんて(泣)
日系スーパーに生で食べられる卵を売っているそうですが、私は見たことがないです。
そこで、ネットで調べてみると、オーガニックはサルモネラ菌に汚染されていることが少ない、サルモネラ菌は殻についているので殻ごと熱湯で消毒すればリスクが減る、という情報がありました。
オーガニックの卵は12個入りで5ドル。
でも、生卵ですき焼き食べたい、おなかは壊したくない、という強い欲求には勝てず、オーガニック卵を購入。
この材料で、いざ、調理開始。
すき焼き用の鍋なんかありませんので、フライパンで作ります。
私は関西流の作り方。
まずお肉を砂糖と醤油で焼いて一度取り出しておきます。
ネギなど他のものを入れて、醤油とみりんを1対1で入れてぐつぐつ煮込み、最後にお肉を戻して出来上がり。
この時点で気がついた。鍋敷もない。。。
しょうがないので、どんぶりに入れて食卓へ。
卵は熱湯を沸かして卵の上からじょぼじょぼとかけます。
殻をあまり触らないようにして卵を小鉢代わりのティーカップに割りいれます。
いやあ、なんとかそれらしくなりました。
写真とっておけばよかったんですけどね。
忘れちゃいました。
お味はどうだったか、というと、お肉はサーロインを自分で薄切りというか、こま切りにしたものの方が、サンドイッチ用とかいう肉より美味しかったし、やわらかかったです。
今度からサーロインステーキ用の肉を買おう。
ネギは、ポロネギは甘いですね。すき焼きには合うと思います。細いネギのほうでなくてよかった。
でも東京で普通に売っているネギが恋しい。
portabellaはやっぱりしいたけよりしいたけっぽいお出汁をしっかりと出していました。
しいたけ嫌いに拍車がかかりそう、、、。
tofu shiratakiはたぶん豆腐と寒天?を五分五分くらいで固めたものではないかと思います。。
白滝と思うと違うように思いますが、美味しい食材です。
食感もよく、すき焼きのおだしを吸って美味しく煮込まれていました。
豆腐は豆腐ですね。ほっとします。
白菜もちゃんと白菜でした。
そして、問題の生卵ですが、やっぱり、すき焼きには生卵ですよね。
美味しかったです。
そして、今一晩寝ましたがとくにおなかは痛くありません。
たぶん、大丈夫だったでしょう。
どうしても生卵したいときはこの方法をとろうと思います。
少し、食材の幅も広がった一日でした。
コメント
アメリカに居る日本人の多くが「アメリカの卵は生で食べられない」と思っていますよね。
でも、これ完全に都市伝説なんです。
詳しくは私のブログの過去記事をご覧ください。
http://yoshiwo.jp/yblog/?p=3282
簡単に言うと、アメリカの卵も日本の卵もサルモネラ菌の保有率は変わらない(or日本の方が確立が高い)
でも、日本はもともと生卵を食べる文化が有るのに対してアメリカでは生卵を食べる文化は無い。
だからアメリカでは州によっては料理店での生卵の提供を禁止していたりする。
それをアメリカに住む日本人が誤解して
日本の卵=生で食べてもOK
アメリカの卵=生で食べてはダメ
と誤解して理解してしまい、アメリカに居る日本人の間で、アメリカの卵は生で食べてはダメと語り継がれるようになってしまったようです。
私は賢い日本人ならちゃんと根拠を理解したうえで、サルモネラ菌の感染の可能性がある日本の生卵も、同じく感染の可能性が有るアメリカの生卵も、そういうものだと思って、同じように口にするべきだと思いますが、この都市伝説なかなか根深く信じられているんですよね。
ま、いずれにしても何を信じて何を食べるかは自己責任ですが・・・
よしを様
コメントありがとうございます。
ニューヨークで生卵は食べられないは都市伝説だったんですね。
アメリカの方が日本よりサルモネラ菌がいる確率は高いと思っていました。
体調と生卵食べたい欲求と相談して、今後も生卵に果敢にチャレンジしようと思います。